蔵王温泉と山形市街の旅


現在、山形県の高校芸術鑑賞公演のために山形市に滞在している嫁に会いに行くついでに旅行を。というわけで蔵王温泉に行って参りました。
今回はその時の写真とともに何の変哲もない日記をウェッブ上にだだ漏れさせて私も旅ブロガーの末席に座り込もうかと存知ます。大好きです旅ブロガー。

山形市駅前からの直行バスで40分くらい、蔵王温泉に着きます。
蔵王といえば行ったことのない方でも「冬はスキー」と早押しクイズ正解できるくらい有名な地名ですが、私ってば、もうこのかた干支一回りほど冬のゲレンデに降り立っていないのでもしかしたら「冬はスノボ」と書いておいたほうが正解なのかしら?とか言い訳的な予防線張りつつ話を進めますが、ご覧の通りまだこちらにはミリセントも雪は降っておらずなんつーか実に微妙な時期に来てしまったものよ、とかその微妙加減さが嬉しくなった矮小な自分にまた気づいてしまいさらに微妙な心持ちになった時の写真です。

地元の方にとってはとても当たり前であろう干した何かですが、私にとってはいとめずらしいものとして被写体となっております。

ピンぼけしたカエデの赤が実にあざやかな一枚です。
旅前の想定では、今回は秋の紅葉を楽しむことになるかと想像していたのですが、後の写真にも出てきますがここ蔵王に関しては一足ふた足くらいい遅かった様子でした。
コイツはそんな中に出遅れた感じのドジっ子カエデちゃん、萌え対象。


想定外といえば、予想よりもずっと寒いところで大げさな感じの冬装備で板橋を出た私でしたがまだ準備不足を体感したくらいでした。夕方の蔵王温泉はマフラーしてても寒くて、、
と、メインの通りを歩いていたら無料の足湯スポットがありましたので入浴シーンのサービスショットを惜しげもなく披露させていただきます。


今回泊まった温泉旅館ですが、屋号にロッジではなくロッヂと銘打っていたところと、館内で無線LANが使えること、の2点で即決した宿でしたが、すき焼きがありえん量/良質の肉がこれでもか、ともてなされて完全にギブイットアップしました、大変MOTTAINAI。。あの時の一切れが今食べたいのに!!


ちなむと、宿のそれ以外の機能が全般的に残念な感じでしたが、何はともあれ料理がすごかったため総合的には満足でした。全ては決して行き届いてない感じですが、ひとつ突き抜けたところがフィーリングッドな宿。宿の家族の暖かさが感じられたので、気分がよかったです。


さて翌日。縄の道と行ってもSM的求道ではなく乗り物の方ですが、鳥兜山というドラクエのマップで言えば4歩歩くごとにHPが-1されそうな地名の山頂に行って参りました。
山頂駅に到着するとともに、ものっそい風と寒さでこれは完全にフユ・・・。防寒対策的にレベルの違いを感じた我々は展望台からの見物も早々に、待ち合い室で帰りのロープウェイを待つという、何しに上に昇ったんだろう。。
上の写真で写っている人たちはチャイナな団体ご一行でしたが、彼らはそんな中でも元気にどこかに繰り出して行きました。敗北とか完敗とかそういう感情を抱きました。


冒頭の写真はこの時のものです。なかなか写真からその場の気温というものは伝わりにくいものだと思いますが、あの一枚は私という表現者から寒さにかじかんだ様子がダイレクトにお伝えできているのかと思います。本当に寒くて、嫁に私のマフラーも奪われて、風も吹き飛ばされそうなくらいに強くて。。

ところでロープウェイ山頂駅の待ち合い室に写真のようなナイスな売店があったので併せてご報告させていただきます。


山を下って寒いので日帰り温泉につかって、また蕎麦と芋煮です。紹介できていませんでしたが、山形滞在中に取った5度の食事のうち、蕎麦を3回、芋煮を4回、ビールは5回頂きました。蕎麦も芋煮もお店によって色々違うのでそれぞれ楽しめてました、どちらのお店も結構甘い味付けでしたね、この辺は県民性なんでしょうか。面白い。

午後には山形市内に戻ってきて、これは駅前でやっていた商工会フェアみたいなの。



旧山形城跡の公園に行き、のんびりと散策。この雰囲気ある建物は郷土資料館で、元は明治の医学校らしいです。お洒落ですね。

最上家って結構マイナー、、自分の中ではモンテディオ山形くらいマイナーな存在でした。
最上義光という人は家康/秀吉の頃の大名で中々の大武将らしいのですが、その人の使用済み兜やら使用済み指揮棒やら使用済みであることをアピールした資料が多数展示してある歴史博物館ですね。。
見学していたら、ここの館長さんみたいな方に声かけられて、楽しくてわかりやすい話を30分以上かけて延々と聞かせてもらいました。凄くしゃべりたそうにしていたこの方とわかりやすく歴史を学べた私たちってまさにWin-Winの関係っ。。



そんな訳で駆け足に巡った2日の旅、夜にも蕎麦屋で板わさで酒飲んで〆にせいろを頼むというハイレベルな技をさらりとやってのけて気分よく東京に戻りました。嫁はあと1週間山形滞在で公演です。今日も酒を飲みながらいい芝居をしてくれていることでしょう。